オーバーラップ機能

1枚のグラフィックスボードに接続した複数台のプロジェクタからの出力をつなぎ合わせて表示させる際に、上下または左右に隣り合う画像の境目を継ぎ目なく表示するために、画像を重ねて表示させ、表示幅をピクセル単位で調節することが可能です。エッジブレンディング機能を搭載したプロジェクタを使用して、オーバーラップ表示部分の明るさを調節することで、さらに境目が目立たないように表示することができます。

※オーバーラップ機能は、Catalyst Control Center(CCC) に加わった新機能です
※v8.961.2以降のドライバのみ対応しています

オーバーラップ機能を使用しない場合

overlap_non

オーバーラップ機能を使用した場合

overlap


「オーバーラップ機能」設定方法

1. ドライバをインストールします。※ver8.961.2 以降が対応となります。  
2. Catalyst Control Center>AMD Eyefinity マルチディスプレイ>Eyefinityディスプレイを作成を選択します。右記ウィンドウのように、接続されているモニタもしくはプロジェクタが表示されます。

右クリックをすると、一番下に「ディスプレイグループ」と表示されますので「グループを作成」を選択してください。
cccwindow
3.「レイアウトを選択」のウィンドウが表示されるのでディスプレイグループを選択し、[受け付ける]をクリックしてください。
※右ウィンドウの場合は、モニタを3台横に接続したレイアウトにするため、3ディスプレイ(3x1)を選択
layout
4. Eyefinity グループが作成されます。 eyefinity_group
5. ディスプレイの配置が正しいか問われますので、正しくない場合は [いいえ]を、正しい場合は[はい]を選択してください。
[いいえ]を選択した場合、接続しているモニタが⻘く表示されますので、⻘く表示されたモニタ部分のイラストをクリックしてください。

6. ベゼルの補正を行いますか?と問われますが、オーバーラップ機能を使用する場合は、[いいえ]を選択してください。
display_set
7. Catalyst Control Center>AMD Eyefinity マルチディスプレイ>オーバーラップ補正の調整を選択すると右記ウィンドウが開きます。 adjust_overlap
8. AMD Eyefinity デスクトップサイズから、ディスプレイグループのサイズを選択し、横のオーバーラップピクセル数を調整し、[続行]をクリックします。バーをスライドさせる、もしくはピクセル数を入力することにより調整が可能です。 adjust_overlap02
9. 下記図が表示されます。「このテストパターンは正しいですか?」と表示されますので、正しければ[はい]を、正しくなければ[いいえ]をクリックしてください。

check_patern
【テストパターンが正しい場合】
「オーバーラップ補正の変更を保存しますか?」と表示されるので、[はい]をクリックしてください。
adjust_overlap03
【テストパターンが正しくない場合】
下記ウィンドウが立ち上がるので、矢印キーをクリックし、調整してください。

adjust_overlap04

設定は以上です。